もしもし

今ちょっとだけだいじょうぶ?

女子の病

子宮内膜症というやつになったよ!
同じ女子のみなさんや、身近な女子を大事にされるみなさんの何かの参考になったら幸いと思い、拙くとも記録を書いておこうと思いました。

[ 発覚まで ]

私は20代半ばで、月経はだいたい普通だけど不順になる時もある、というくらい。ただ、2020年の頭くらいに3ヶ月来なかったことがあって、その時に色々検査してもらったことがある。結果なんともなく、検査結果も出て少ししたら普通に生理が来た。その時に、安心したと同時に「こんなさらっと自分の意思じゃないところで身体の不調"っぽい”ことが起きて、その"っぽい"だけで随分と不安になるんだなあ」と思った。
そんなこともあったので、今回5,6ヶ月月経が来なかった間も、「まあ去年検査して異常なかったしな〜また環境の変化のストレスかな〜」と思ったりしていた。
コロナ前は熱が出ても無理矢理下げられたし、夜更かしや徹夜しても翌日人より元気だったりして、ちょっと自分の体調管理を過信していたところもあり。

とはいえ、そろそろ診てもらって不順は直しとこう、と思って婦人科に行った。割とGoogleのレビューを見て、女性の医師がいらっしゃるところにしたら、一週間くらい先までは予約が埋まっていた。平日昼間にわざわざいく形で、今は融通が効く勤務形態だけどフルタイムになったら大変だ…と思いながら行った。
順番になったら即エコーをされて、数秒で「塊できてますね、内膜症っぽいですねぇ」と言われた。そんなすぐ分かるんだ。
小部屋に案内されて、「子宮内膜症って?」という冊子を渡された。お〜ちゃんと病気やん。と思った。
論文を書いている時も思ったけど、日本語って漢字が5文字以上連なるといきなり堅くて難しい印象になるの、なんとかならないかな。あと「症」と「病」って漢字も必要以上にビビらせる。やまいだれ滅びろ。

ということでネットには色々な情報がある今ですが私がもらった冊子のHP。
www.mochida.co.jp

[ 現状 ]

子宮内膜症は、もともと強い月経痛などで発覚することが多いそう。私は月経自体が無かったのでそれらが全くなくて、月経不順がきっかけだったけどそれはまた別問題ということだった。事実、クリニックに行ったほんの2,3日後に軽いけど月経がきたのだった。なんやなんや。つまり、割とたまたま、卵巣にできた血の塊を見つけられた形だった。いわゆる「チョコレート嚢腫(のうしゅ)」。
左の卵巣に固まってしまっている血が、およそ7cmということで、今の段階なら手術ではなく薬物治療でやってみましょう、ということだった。朝晩と薬を飲み続ける、のだけれど、月経のタイミングと合わせる必要があり、私の場合は今そのタイミング待ちです。副作用はあまりないようだけど、どうかなあ。

[ 気持ち的なところ ]

幸い、特にどこも痛くもないし、身体的な変化もない(まあこの2年で2キロくらい増えたけどこれは悪しきステイホームのアレでは)。最初は驚いたけど、悲しいとかショックという気持ちは今のところは全然ないです。強いて言えば体内に7cmくらいの異物があるんだと思うとなんだか不思議で、こう予兆も自覚もないものが病気として現れるなら今後もわからないよなあ〜という不安は少しできた。でもその他は特に変わりなく、仕事にせかせかしたり溶けそうなほどだらだらしたり。
まあ、一番は妊娠しづらくなる可能性があるということで。これはまだ自分でももやもやしていることだけど、なんとなく20代はとことん仕事をしたいし好きなように休日を過ごしたいと思っていて、それは変わらない、と思う。ちびっこと関わるバイトや活動を長くやったから、ちびっこの可愛さや成長を見守る幸せも少しは分かるし、一方で親の立場になった時にものすごい種類の心配や悩みが伴うのも少しは見ていた。だから30代に入った自分が仕事と子育てを天秤にかけた時にどう思うかとか、そもそもかける気になってるかとか、今は分からないしと30代になる前後の自分に思考を投げていた感覚があった。何より自分一人の意思ですぐ決めて実行とかの次元じゃないし。
でもこう妊娠の可能性がどうこうって話になると嫌でも考えさせられて、数年後の自分に後悔されないようにするにはどうしたらいいんや、みたいに思って、現にこうやってとりとめのない文章を書いている。

正直なところ付き合いも長くなってきたパートナーがいて、この一連を話したけど、「そっか、それは驚いたね」みたいな反応のそれ以上でも以下でもないというか、でもまあそうだよねって思う。自分が男子でもそのくらいの反応かも。そこはあんまり強く心配されても逆に困るし、実際痛みもないわけで何もできないから別に良い。けど、この人もまあ自分の向こう数年後のことなんて考えないんだろうし、まして私の数年後なんてのもなーと思ったりはした。なんとなく、こうやって身体の違いで溝のようなものを感じるんだなーと思ったりした。まあわたしもあんたの痛みは分からないし、ね。そこは他人同士だよね。

あと変化としては、女子ってだけで病気になってお金もかかるのがシャクだから、女子ってだけで買うとテンション上げられる美容液やコスメを買ったりした。ナイスセルフ機嫌取り!



と、まあここまでツラツラと書いたけど、同じ病気を経験している友人が2人ほどいて話を聞けたり、ハロプロの子や有名人が発信していることで私自身必要以上に悩むことがなくなっていたことがあり。それと同じ女性の上司にはためらわずに一応報告ということで伝えることができた。なので、これがもしかしたら誰かのいつかの何かになれば、と思って書きました。全然まだ発覚の段階で、病気も人生もこれからどうなるかわかりませんが!ひとまず文章に残すのは大切!ということで。
女子のみなさん、本当にどうかご自身のお体をお大事にされてください。もちろん女子じゃなくてもです!自分も偉そうなことは言えませんが、何かあったら検診、です!


<追記>
この記事の約2ヶ月後、5日間緊急入院して塊を取る手術をすることになったけど、それはまたいつか。
本当に、世界の女子みんな、ご自愛ください!